横浜ベイスターズの売却先がモバゲーのDeNAに決まりました。
巨人のナベツネさん、新聞などのインタビューで
「昔は鉄道、映画、新聞社などが球団を持った。
食品会社の時代となり、それからＩＴとなった」
といっていたが、なるほどその通り。

要はプロ野球というコンテンツと本業が
うまく連動できる、したいと目論む企業が参入しているのね。
逆に連動が難しいと判断する企業は一切、関心を示さない。

歴代のオーナー企業を思い浮かべてみると、
収益構造が「大量に小銭を稼ぐ」企業が多いのが特徴で
大量動員、大量輸送、大量販売といったキーワードがマッチします。
逆に「顧客を絞り込んで単価の高い商品を売る」企業は無縁ですね。

しかしながら悲しいのは、あくまでも「ビジネス」であること。
「野球が好き」というのは二の次になっている点です。
オーナー企業はまず自分の「本業」を優先して考え、
野球をどう「利用してやる」か、という発想で球団を経営します。
ここら辺が度を超えて透けて見えてくると、
ファンはとてもいやーな感じになってきますよね。

野球で儲けることは事業を継続していく上で大切なことですが、
ファンとしてはオーナー企業には
「球団愛」とか「野球愛」とか
人間的臭みがある要素も期待しているのではないかなー、と。

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