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プログラマとSE側とエンドユーザの橋渡しをしてます。 「それって結局どういうこと?」。 とにかく難しいことをやさしく考えるのが好きです。
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クライアントさん回りをしていて最近思うのですが、みんなギスギスしていて、とても疲れています。一生懸命やっているのに「余裕」がなく、当然「笑い」も少ないです。極度のストレス社会と呼ばれるのも当然かもしれません。誰からも突っ込まれないようにと、押し並べて、びくびくしています

背景には「効率・成果第一主義」があると思うのですが、そこに「寛容さ」が感じられないのが、この社会を不幸にしている気がしてなりません。もっと、あらゆる分野で個々人それぞれの「あるがまま」「自然体」を受け入れられるだけ度量が乏しい気がしますが、難しいんでしょうかね…いろいろ。



  • 仕事の遅い人でも「あるがまま」に(いいから、後は誰かやっとくから!)

  • 勉強できない子も「あるがまま」に(勉強以外もいろいろ楽しいことあるよ!)

  • 子どもも「あるがまま」に(親が無理矢理コントロールしなくても育つって!)

  • 不細工でも「あるがま」に(整形なんかすんなよ!)

  • おじいちゃん、おばあちゃんも「あるがまま」に(大丈夫!社会のお荷物とかじゃないから!)

  • 学生も、サラリーマンも、主婦も「あるがまま」に(世間は世間。あなたはあなた!)


東北在住だから強く感じるのかもしれませんが、東日本大震災では人間の作り出した様々な「叡智」が破壊され、否定されました。ここで原発の是非や、自然との調和云々を語るつもりはありませんが、いろいろ人間都合で便利にしていっても「限界」があるのだなと痛感したことは確かです。

震災発生直後は「死」が身近でした。現在に至る日本社会が戦後60年超、徹底的に目を背けてきた死が眼前にありました。「自分が死ぬことがなんら不思議じゃない、死ぬことって生きているものにとっての『あるがまま』なんだね」という観点に立ったとき、いろいろなしがらみがスーッと抜け落ちていったのを覚えています。









戦後60年超といいましたが、これは「都市」「都会」を作ってきた過程とも重なります。そもそも都市って便利で、とても快適ですが「あるがまま」ではありませんよね。「都市」「都会」は結局のところ、不便なもの、効率の悪いものを「排除」「改造」していくことで産み出されてきたものです。そこが、効率・成果とも相まって、不便や不快を受忍する「 寛容 さ」「おおらかさ」「余裕」までも殺してしまったのではないのか、と。

私はずばり
「役に立たない物・者の存在を認めることこそ文明・文化の度量だ
と思います。その点で今の日本は狭量です。賢くないと生きていけない、とても窮屈な社会です。幼稚園、学校、勤め先、町内会、子供会、ママ友、婦人会、老人クラブ……そして家庭…。みんなが排除を恐れています。四六時中スキを作らないように生きているんですから、それはそれはストレスになります。

生まれ持ったカタチが「あるがまま」で居られる―。シンプル発想で突き詰めていくと、コア(核心)はここにあります。自分は自分、他人は他人、無理矢理あわせる必要はありません。周囲もまた、排除したり、不必要に仲間はずれにしたりしないで、ゆったりと余裕を持って暖かく、「うんうん、そういう人もいるよね。でも居てもらっても別にいいじゃん」ぐらいで笑って暮らせる―そんなカタチが素敵です。




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プロフィール
HN:
ポラリス
性別:
男性
職業:
シスアドっぽいこと
自己紹介:
心掛けているのは、ざっくり「理解」と見える化。
物事にはその時その時で「コア(一番大切な事)」があるはず。コアを探しの実践者、別名「コアラー」です。コーラも好きです。
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