サイト構造やネットワークというと正直とっつきにくいです。
ホームページやブログの開設には知っておいて損はないのですが、
用語をGoogleで調べても、知らない言葉のオンパレードで、
眠くなってしまいますよね…。

分かっている人には余計なお世話なのですが、
初心者のみなさんが最初につまづく壁でもありますので、
イメージの手助けになればと思ってまとめてみました。

完全な説明ではありませんが、
「あーそういうことか！」という部分が少しでもあれば幸いです。

インターネットを利用して、情報収集や買い物、ゲームを楽しむのは、もはや日常生活に溶け込みましたが、「情報を受け取る側」から「情報を発信する側」になるときには少しばかり壁があります。簡単無料で始められるブログやmixi、GREE、twitterやfacebookなどのSNSも便利ですが、そのバックグラウンドで何がどう動いているかはよくわからないというのが実態だと思います。

既製の簡易サービスを使わずに、ゼロから自分で発信する側、つまりホームページやブログを作るには、どういう考え方をしていけばいいのか、なるべくイメージしやすいようにこれからお話していきますね。

まず自分の居場所を確保する

ネットの世界に入っていって、自分以外のブログやショッピングサイトを訪れているうちはいいのですが、自分で情報発信するには、自分がどこにいるのか、みんなに知ってもらうため、「自分の居場所」を確保しなくてなりません。ちょうど家を建てる時の「土地」と同じです。

土地を持つことで住所が発生して、あなたを探しやすくなります。ネットではこの土地を「ドメイン」と呼び、住所はそのまんま「アドレス」です。このドメインは借りることもできますし、独自のドメインを購入することもできます。実際の土地と同じですね。

土地の上に家を建てよう

無料のブログサービスなどは、アパートやマンションのように、土地と集合住宅の一室を無償で提供してくれていますが、そういったサービスを使わない場合、土地と住所を確保したら、更地のままでは誰も来ませんので、家を用意することになります。この家こそがあなたのサイトになります。

家に素材を置こう

ただ、家を建てるとはいっても、あなたが、その家にずっと居て、つまり２４時間３６５日パソコンを付けっぱなしにして、お客さん（来訪者）の相手をすることはできませんよね。そこであなたがパソコンの電源を切っても、紹介したい情報を預かってくれて、お客さんからいつでもリクエストがあったらサッと情報を提供してくれたり、逆にお客さんからの情報を預かっておいて、あなたに見せてくれる倉庫のような仕組みが必要です。その仕組みが「サーバー」になります。

家の建て方

さて、家を建てる際、サーバーという倉庫に材料はありますが、ただ放り込んであるだけですので、どの材料が柱や壁になるのかといった指定が必要になります。プレハブのようにテンプレートやフォーマットを使ってパタパタと簡単に建てる方法やホームページビルダーやDreamWeaverのような作成ソフトウエアをもありますが、「htmlタグ」などを使って、こつこつとこしらえていく方法が拡張性や自由度に優れています。何階建て（階層構造）を考えたり、凝った装飾（CSS）も挑戦してみたりもできますね。

家（店）はトップページ（玄関）がとても大切です。お客さんは玄関の第一印象が汚かったり、恐かったりしたら帰ってしまいます。玄関に「この家は○○な情報を扱っていて、全体は３階建てです」といった要約（サイトの説明）があって、「この店はこんな商品を扱ってます」といった案内板（サイトマップ）を設置すると、お客さんも安心です。実際の店舗と同じで入り口にインフォメーションを用意しておく感じですね。

お客さんを呼ぼう

せっかく建てた家（サイト）ですから、友達同士のひっそりサイトなら別ですが、多くの人に見てもらいたいという方が多いと思います。もちろん地道に良質な家（サイト）を作り込んでいけば、じわじわとお客さんは増えてはきますが、「待っているだけ」ではお客さんは増えません。自分から他のサイトにお伺いして、リンクをもらったり、SNSを使って紹介したりして、露出度を高めていく必要があります。

さらに、新しいお客さんにどんどん来てもらうには、サーチエンジンに拾ってもらう必要がでてきますが、最大手Googleは、さきほど触れた「玄関先の情報」をとても重視しているという噂があります。「嫌われないかな」とびくびくする必要はありませんが、訪れた人を騙したり、迷わせたりしないサイトがGoogleの好みであると覚えておきましょう。

加えて、お客さんを増やしていく上で大切なのが、信頼度です。人間は不思議なもので、「わたしは正直者でとてもいい奴です」という人間のことはあまり信用しません。もちろん一義的には相手との１対１での関係で信頼は育まれていくものですが、意外と人づてに聞いた「○○ちゃんってすごくいい人」「●●君って優しいんだよ」という言葉によっても左右されます。特に付き合いの浅い人間同士の場合は、他人による間接的な定義づけが大きなウェートを占めることがままあります。

ですから、お付き合いを広げていく（リンクを張っていく）過程でも行って来いの相互一方通行を増やすことに躍起になるのではなく、三角であったり四角であったり、間接的な広がり方というのも意識した方が良い結果をもたらすことが少なくありません。たとえば、自分がAさんとBさんの２人と仲良くしたいと思ったら、AさんとBさんも仲良くなれるよう考えてみるということでもあります。

幸福のスパイラルを目指して

経験上、良いサイトであれば、お客さんの数はある時を境にぐんぐん増えていきます。お客さんが増えてやりがいがでて、さらに良いサイトに作り込んで、またお客さんが増えてという「幸福のスパイラル」に入ると、ネット上での人間関係の幅がどんどん広がり、深みもましてくる上、アフィリエイト収入などのおまけも付いてきます。

ぜひ「お客さんも幸せ、わたしも幸せ」というカタチを目指して頑張ってみましょう。

以上、お粗末さまでした。

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