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プログラマとSE側とエンドユーザの橋渡しをしてます。 「それって結局どういうこと?」。 とにかく難しいことをやさしく考えるのが好きです。
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プログラム言語といいますか、原理そのものなのですがコンピュータは絵を見るのが苦手です。

以前に「プログラムのコア」記事で、彼らが理解しうる「二進法」に触れましたけど、基本的にコンピュータは紐に書いてある情報しか読み取れないという1次元的な宿命があるので、絵画のような二次元を判別するのにはとても苦労します。

分かりづらいですかね?

fc28fa9e.jpg

たとえば、こんな単純な図ですが、コンピュータは、この図を解析して、

「形が100個あって、80個が青、20個が赤」

という結果は即答できるのですが、「青と赤で描かれている図形は?」と聞かれると「???」と困ってしまうわけです。





人間ならこれが「○じゃん」 とすぐ分かりますよね。この辺が、視覚情報を「さくさくっと」フィルタリングしてしまう人間の脳が優れている点です。

心霊写真特集で「窓のところに、子ど もの顔がみえるー!!」というのも、人間の脳が、目、鼻、口の図形認識パターンを持っていて、おおよそそれに近い配置で物体を置かれると顔に見えてしまう という脳の働きのせいでもあります。人間の視覚については、立命館大学の北岡明佳教授のサイトが面白いので、酔わない程度にご覧になってみてください。


さてさて、少し話がずれましたが、コンピュータは絵が苦手の件ですが。Googleの画像検索ですら、人間ならパッと見で分かる画像でも、「じゃこれに似ている画像探して~」と頼んでみると、大変難儀しています。
d56c146f.jpg

ちなみに、これは野田佳彦首相の顔を画像検索してみた結果から「類似画像」を選んでみました。画像に使われている色や画面構成などを勘案した上で、元画 像の周辺のテキスト情報からも類推検索しているようで、明らかに野田氏以外の民主党議員(しかも幹部)の顔も混じっています。

まぁ、コンピュータは絵がよく理解できないという特性があるからこそ、画像化され、変形した謎の英数字を入力する画像認証「CAPTCHA(キャプチャ)」が有効な訳です。こうしたものまで認識できるようになると、またいろいろと手立てを講じなくてはいけなくなるのでやっかいですが…。


 

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シスアドっぽいこと
自己紹介:
心掛けているのは、ざっくり「理解」と見える化。
物事にはその時その時で「コア(一番大切な事)」があるはず。コアを探しの実践者、別名「コアラー」です。コーラも好きです。
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